大島みらい新聞No.34

こんにちは。神奈川大学4年の城間リカルドです。

今回は児童館の菅原美希恵さんにお話を伺いました。菅原さんには2016年1月に発行した大島みらい新聞No.34の大島人でインタビューさせていただきました。当時のみらい新聞では児童館についてだけでなく、一人の母親として、大島の教育についてお伺いしました。

― 震災直後から、子供たちの様子で何か変わったことはありますか?

この間(11月22日午前5時59分頃に発生した福島県沖を震源とするM7.4の地震)の津波騒動で、「皆さん3.11のことを思い出してください」と放送されました。それだけ現状ではすぐに逃げてほしいということを伝えたかったのだと思いますが、こっちに住んでいる人たちからすると、正直まだ当時のことは思い出したくないです。子供たちの様子は震災の時よりは落ちついてきたと思いますが、つい最近に地震があったので、大きな変化はありませんが、またちょっと不安が出てきたのかなぁと感じています。それ以来、子供から「今日はどこへ行くの?何時に帰ってくるの?早く帰ってきてね。」と言われることも増え、ちょっと震災に対する意識が強くなったように感じました。

― みらい新聞のインタビューでも架橋のお話があったと思うのですが、大島内の小学校、中学校が閉鎖され市内と合併することについてはどうお考えですか?

どちらが良いとは言えませんが、今合併しようとしている市内の小学校は当時被災にあった場所です。大島の安全な場所にある小学校が、どうして波が来て被災した小学校と合併をしなければいけないのか。通学路や学校に地震時に安全だという保証はないですからね。この間みたいな千年に一度の大きな地震はなかなか来ないとは思いますが、実際にはわからないので不安には感じます。

― 確かにそうですね。実際に安全だったところからあえて被災した場所に行くのは不安に思いますよね。

小学生もバスで通うことに慣れていればいいのですが、バスや電車を利用してどこか行く経験がない子たちがほとんどなので少し不安です。

ですが、合併して出会う人が増えると経験できることも多くなりますから、その点は良いなと思います。

中学校の合併は決まっていますが、小学校はまだ意見が二つに分かれています。

― 子供たちの日常生活について教えてください。

大島だからもっとゆっくりしてほしいとは思うのですが、日々の時間に余裕がないというか、部活や行事があって忙しそうです。

小田の浜を散歩したり、亀山に登って景色を楽しんだり、もっと島をゆっくり楽しむ時間があれば良いと思いますね。

― お子さんは3.11のことを覚えていますか?

覚えていますね。でも面白いお話があって、下の子はドラゴンボールのおもちゃのボールを持っていたのですが、震災で持っていた7つのボールがバラバラになっちゃって(笑)それから震災後、庭で1個見つけ、「もしかしたらもっとあるかも!」と言って、自分で2個3個と見つけてきました。「何探しているの?」と聞いたら、「ドラゴンボール!」と言っていて(笑)でもそれを取り戻すんだと言って真剣に探していました。

大人だけの考えだと気持ちがどんどん沈みますが、そんな中でちょこちょここういったことがあったので、その時は子供に救われました。

― 子供たちには将来どのように育ってほしいですか?

自分がやりたいことをやってもらえれば良いと思いますが、どこへ行っても病気やけがをしないでほしいというのが親の願いです。たとえ島外へ行って震災にあったとしても、生き延びる力を身に着けてやっていけるような人になってほしいと思います。

― 素敵なお話をありがとうございました。ドラゴンボールのお話は特に素敵で、思わずにやけてしまいました(笑)

今回のインタビューを通して大島のみらいを考えていく上で、こどもたちの生活や環境に目を向け、考える大切さを学びました。

(編集者:城間リカルド インタビュー:城間リカルド、山岡義大、岡田実優)


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