大島みらい新聞No.26
こんにちは。神奈川大学4年の城間リカルドです。
今回インタビューさせていただいたのは、大島内で活動する高校生団体の「つんと。」です。つんとは大島みらい新聞No.26とNo.30の大島人で2回に分けて、現役メンバーとOGメンバーにインタビューさせていただきました。「つんと。」の由来、活動内容、そして今後の目標などについてお伺いしました。
—大島が復興していると感じることや、あるいはどうしたらより良くなるのかなどについて以前インタビューした時にお伺いしたのですが、現在ではどうお考えですか?
真くん:以前と考え方は変わっていませんが、前のコメントにプラスして言うなら、一度来たことのある人がリピーターとなって大島に来てくれたり、知り合った人たちともっと交流してもらいたいなと思いますね。以前ボランティアで来た大学生に聞いた話では、大島にボランティアとして来たいという人は多くても、観光に来たいという人が少なかったことでした。まだ観光名所があまりないから、一度来て満足してしまうのではないかと思うので、ここをなんとかしたいです。
夏海ちゃん:気仙沼港に桟橋ができて、あれは震災で流されてしまったものだったので、自分たちの身近なものがもう一度つくられるっていうのは、復興してきているのだなと実感することができたものだと思います。
純香ちゃん:震災前は亀山の頂上まで行けるリフトがあったんですけど、私はもう一度できてほしいなと思います。亀山の頂上からは大島の景色を見渡すことができるのにリフトがなくなってから、亀山の頂上に行く人が少なくなったのかなと思うので、リフトがもう一度できたらいいなと思います。
裕香ちゃん:リフトは島民の亀山に登るためのツールであったこともそうなのですが、島外に住んでいる私の同級生は、小学校の遠足で大島に来たときにリフトに乗った思い出があることを話していました。もうリフトはできないのと聞かれて、もう一度リフトに乗りたいとよく言われます。島外の人が大島に来たら、「海」と「リフト」という印象が残っている人が多いので、もう一度できてほしいと思います。
—では続いてOGにお話をお伺いしたいと思います。以前架橋にまつわる問題の良い面、悪い面についてお伺いしたのですが、今はどう思っていますか。
裕香ちゃん:以前にも言った通り、橋ができることによって、緊急の場合に救われる命が増えるかもしれないということと、船が残ってほしいという気持ちの両方が私にはあります。山形や仙台から来てる同級生ともうすぐ橋ができるんだよねって言う話はしていて、橋ができることによって、大島にもドライブにいけるんだねと話ました。気軽に車で大島に行くこともできるようになるので橋が掛かることについては賛成です。ただ客船がなくなるのはいやなのですが、最近桟橋が出来たので無くならずに済むかもという希望は持っています。
—つんととしてこれからどうしていきたいと考えていますか?
裕香ちゃん:私はつんとの活動を始めたのが高校3年生の頃でした。なにか大島のためにできることはないかと考え、朝のゴミ拾いから始めました。その時に大人の方たちに気づいてもらって褒められたりしました。今はできていないんですが、そういう大人の人に気づいてもらって、人を巻き込んでいけるような活動が出来たらいいなと思います。
真くん:橋が架かったときに、一回来て海水浴だけじゃなくて、他にももっと島について知ってもらいたいので、また来てもらえるようにパンフレットなどを作りたいと思います。あと、私たちももう高校3年生なので、次の代の人を見つけないといけないので今はそれが最優先です。
夏海ちゃん:私ももう卒業してしまって、地元を離れてしまいます。なので、いる間だけでも、私たちの代から始めたInstagramを使った大島の紹介を卒業するまでに少しでも多くやっていけたら良いと思います。
純香ちゃん:実は私も地元を離れてしまいます。私たちの代になってからInstagramは始めたけど、周りの人たちが気づくような活動ができていないので、先輩たちみたいにゴミ拾いを始めたりとかできたらなと思っています。
—最後に言っておきたいことはありますか?
「後輩募集中!」というのを掲載してください!(笑)
若い子がやってたら大人も注目してくれると思うので。やる気のあるかたは、高校生でも中学生、小学生でもどしどし来てください!お願いします。本当に(笑)
(編集者:城間リカルド インタビュー:城間リカルド、石井佑果、田中はつみ)