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大島みらい新聞 No.17

はじめまして!

大島みらいチームの関西学院大学 総合政策学部3年生の岡田実優です。

今回が初めての投稿になるのですが、大島みらい新聞がアーカイブ化するにあたり、私たちは今までに発行してきた大島みらい新聞の中でインタビューをさせていただいた方々や記事を書いていただいた方々にお話を伺いました。

このブログでは、当時どのような気持ちで記事を書いていたのか、震災の当時の様子やそこから復興してきた大島の様子を、再度振り返っていく企画として続けていきたいと思っています。

そして今回のブログでは、大島みらい新聞No.17で巻頭言を書いていただいた「白幡幸栄さん(カフェオーナー)」に、当時どのような気持ちで記事を書かれていたのかについて、お話を伺いました。

— 2014年、幸栄さんに「大島みらい新聞」の巻頭言を書いていただいた際に、「女性の力をもっと大島で活かした方がいい」とお話をされていたのですが、これはどのようなお気持ちだったのでしょうか?

男性社会というものは、僕はもう終わりだと思うんですよね。女性の方が「物」や「人」を繋げるのは上手いと僕は思っていて。というのも、僕の感覚としては、男性は社会を分担したがる傾向があると思っていて、それに比べて女性は横に繋がることができると思うんでね。だからね、女性で特に尊敬を集められそうな人を使って、大島を盛り上げていけばいいんじゃないかな。

– それは、大島をみていて感じられたことなのでしょうか、それとも日本全体でしょうか?

実は、僕は震災の後に大島に帰ってきて、それまでは6年間中国に住んでいたんですよ。中国では女性の力が強くて、女性が「愛情」を持って何かを守ろうとする力を感じたんですよね。女性が「家族」を守るために、最初にすることは、隣の家族と仲良くなろうとすること。そして、それが連鎖的にコミュニティーを大切にしていく。「女性がいきいきしている社会はいい雰囲気になる」、それを中国で実感して、大島に帰ってきました。

そして、大島に帰ってきて思ったのは、ここは「日本の縮図」だなと感じました。そして、これを打開するのは「女性の力」だけだと思っています。女性が緊張しないコミュニティーを作ることができれば、子供も緊張せずに暮らす事ができる。それには女性の視点が必要だと思います、コミュニティーを大切にする、そんな視点だからこそ。だから、僕はこの記事を書いた時に「女性がもっと外に出た方がいい」という風に書いたのだと思います。

やはり『「常識」を変えていかなければ、意味がない。』そう思います。

いかがでしたでしょうか?

本当に素敵なお話を伺えたと思います。

– 『「常識」を変えていかなければ、意味がない。』幸栄さんの言葉の中で非常に印象に残った言葉でした。「女性は後ろで男性を支えていればいい。」大島だけでなく、日本全体に繋がる、この常識を変えていくことで今の現状を変えられるのではないか。日本国外で働かれていた経験がある、幸栄さんだからこそ客観的な立場から言える言葉なのだと思いました。

今後もこのように、過去にインタビューをさせていただいた方々や記事を書いていただいた方々にもう一度お話を伺っていきたいと思います。

それでは、また次回のブログをお楽しみに。

さようなら〜!

( 編集者:岡田実優 インタビュー:岡田実優 )

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